1. 奥田民生と吉川晃司は本当に同級生?

同じ1965年生まれ、広島県出身のアーティスト

奥田民生(おくだ たみお)と吉川晃司(きっかわ こうじ)は、どちらも1965年に広島県で生まれました。
奥田は広島市南区出身、吉川は同じく広島市南区丹那町出身と、物理的にも非常に近い場所で育ちました。
二人とも、後に日本の音楽・芸能界を代表する存在となるとは、この時点では誰も想像していなかったでしょう。

広島・修道高校で出会った“同級生”

彼らは共に、広島市内にある名門男子校「修道高等学校」に通っていました。
この学校は、文武両道の伝統を誇る進学校で、著名な卒業生も多いことで知られています。
同じ学年に在籍していたとはいえ、奥田と吉川はクラスが異なっており、当時の直接的な交流はごくわずかでした。
それでも、校内ではそれぞれ個性的な存在として名を知られており、お互いの存在は自然と意識されていたようです。

水球のヒーローと音楽少年という対照的な高校時代

吉川は水球部に所属し、県代表クラスの実力を誇るエースとして注目されていました。
そのルックスと運動神経の良さから、女子校の生徒の間でも“伝説の存在”だったとも言われています。
一方、奥田は控えめながらもバンド活動に熱心で、地元のライブハウスなどでも少しずつ活動を始めていた音楽少年。
教室の隅でギターをかき鳴らす姿が印象的だったという証言もあります。

目立った交流はなかったが、確かな“縁”は存在した

高校時代に深く関わることはなかったものの、音楽活動や友人関係を通して、
互いの名前を聞くことがありました。後にユニコーンのメンバーとなる川西幸一も、
共通の知人を通じて吉川の話を耳にしたことがあると語っています。

2. 高校時代の交流と知られざるエピソード

吉川晃司の“カリスマ性”が校内を席巻

吉川は、単なるスポーツマンにとどまらず、時には奇抜な行動でも話題を集める存在でした。
制服を少し崩して着こなすその姿に、多くの生徒が憧れたと言われています。
また、映画『すかんぴんウォーク』での俳優デビューが決まったのも高校卒業直後で、
その頃からすでに芸能界入りを見据えた行動をとっていた節もあります。

奥田民生の抱いた“少し怖い先入観”

奥田はのちに、「すれ違うだけで殴られそうだった」と笑いながら振り返るほど、
吉川には“怖い先輩”のような印象を持っていたと語っています。
しかし、それは決して敵意ではなく、吉川の持つ圧倒的な存在感に対する素直な敬意でもあったようです。

共通の“音楽仲間”との接点があった

二人には、後に音楽業界で交錯するきっかけとなる共通のバンド仲間や先輩がいました。
地元・広島のバンドコミュニティは狭く、情報はすぐに広まる環境だったため、
奥田の音楽活動が吉川の耳に入っていた可能性も高いです。

3. 還暦で始まる新たな挑戦 “Ooochie Koochie” 結成の裏側

川西幸一との再会がターニングポイントに

2024年末、ユニコーンのドラマー・川西幸一を交えた食事会で偶然再会した奥田と吉川。
若かりし頃の思い出話や、音楽と地元・広島への想いで盛り上がり、
「この年齢だからこそできることがある」と意気投合したと言います。

“広島で何かをやりたい”という共通の想い

かねてから地元への愛着が強かった二人は、「還暦の節目に広島発の新しいムーブメントを起こそう」と決意。
若い頃の夢や挑戦とは異なる、人生の円熟期ならではの企画を構想し始めました。

ユニット名“Ooochie Koochie”に込められた意味

ユニット名は、広島弁で「あちこち」を意味する「おちこち」に由来。
また、“Koochie”という表現には、音楽のリズム感や遊び心も込められています。
二人の人生が交差し、再び一つの流れとして始まることを象徴するネーミングです。

4. 二人の広島弁と“おこのみ愛”が炸裂した記者発表会

「OK!!広島」記者会見は笑いと郷土愛に満ちていた

2025年6月、都内で行われた「OK!!広島」プロジェクト発表会では、
二人が久々に揃って登壇。広島弁丸出しの軽妙なトークで、記者陣も笑いっぱなし。
会場には同郷の温もりと、年齢を重ねた余裕が漂っていました。

広島風お好み焼きへの“異常なほどの情熱”

トーク中には、お好み焼きの話題で特に盛り上がり、
奥田は「広島のおこのみは、いっぺん食べたら戻れん」と語り、
吉川も「鉄板の上でソースが焦げる香りが、地元の記憶を全部呼び覚ます」と応じました。

トークから垣間見える“言葉”のルーツ

普段は標準語で活動する吉川が、自然と広島弁に戻っていく様子は、
観客にとっても印象的だったようです。言葉の端々に、地元への想いや誇りがにじみ出ており、
それは単なる方言ではなく、アイデンティティそのものだと感じさせる瞬間でした。

5. 2025年以降の活動スケジュールと主なリリース一覧

日付 活動内容 詳細説明
2025年2月26日 デジタルシングル「GOLD」配信 70年代ディスコ風イントロを持つ曲で、広島で育った自分を歌詞に込める
2025年3月29日 「OK」広島東洋カープ応援歌発表 広島愛を全編に詰め込んだカープ公式応援歌
2025年6月4日 「ショーラー」リリース 全編広島弁によるロックナンバー
2025年6月19日 NHK MUSIC SPECIAL出演 「オレたちの広島」特番で故郷や学生時代の思い出を語る

6. あなたが今すべきこと

  • 公式サイトやSNSをフォローする
    Ooochie Koochieの最新情報は公式サイトとX(旧Twitter)で随時発信されています。最新のライブ・リリース情報を見逃さないために、必ずチェックしましょう。
  • 楽曲を聴いて広島ルーツを感じる
    「GOLD」「OK」「ショーラー」などの楽曲は主要な音楽配信サービスで聴けます。歌詞に込められた故郷への思いを味わい、広島愛を感じてください。
  • NHK特番を視聴する
    2025年6月24日に再放送される「オレたちの広島」で、二人の故郷トークや過去の秘話に触れることができます。
  • 広島ゆかりの話題をSNSで発信する
    自分の広島ルーツや同級生エピソードをSNSで共有し、ファン同士のコミュニティを広げてみましょう。

まとめ

奥田民生と吉川晃司は、同級生という特別な縁で結ばれ、還暦を迎えた今、故郷広島に想いを寄せたユニットを結成。音楽活動やトークイベントを通じて、広島愛と自身のルーツを深く掘り下げています。彼らの歩みを知り、応援し、広島の魅力を再発見することは、あなたにとっても新たな音楽体験と故郷への共感をもたらすでしょう。

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