交通事故に遭ったら、まず警察を呼ぶ!安易な示談は絶対NG!そんな状況でも冷静に対処するために

もし、あなたが交通事故に遭われたという場合には、まずは落ち着いて「警察を呼んでください。」まずは話はそれからです。

特に、相手側の人数が多かったり、口が達者な人だったりする場合、こちらは少数で控えめな性格だったりすると、不安を感じるかもしれません。

しかし、どんな状況でも、安易な示談に応じてはいけません!

まずは警察を呼び、

  • 事故状況の記録
  • 当事者同士の特定
  • 実況見分

を行うことが最優先です。

1. 警察を呼ぶことの重要性

1.1. 事故状況の明確化

警察は、事故発生時の状況(日時、場所、天候、信号の状況など)を記録し、事故原因を調査します。これは、後々の示談交渉や裁判で非常に重要な証拠となります。相手が多人数であろうと、口達者であろうと、警察は客観的な視点で記録を取ってくれます

1.2. 当事者同士の特定

警察は、事故に関わった当事者(運転者、同乗者、歩行者など)の氏名や連絡先などを記録します。これにより、相手方との連絡がスムーズになり、示談交渉を進めやすくなります相手が多くても、警察が全員を特定してくれるので安心です

1.3. 実況見分

警察は、事故現場で実況見分を行い、事故状況を詳細に記録します。これは、事故原因の特定や過失割合の判断に役立ちます相手が口達者でも、警察は現場の状況に基づいて客観的に判断します

1.4. 自分の身を自分で守る

交通事故にあった場合には、相手を性善説で見てはいけません。私自身も交通事故にあったことがあります。状況的には私が走っていた車線に車線変更してきた相手方の車両がぶつかってきた状況でした。

最初は相手側は自分自身が悪いと分かっていたので「どうもすいませんでした。」という感じでしたが、時間がたつにつれて自分は悪くないというような態度に変化していきました。

たぶん私自身が物腰が柔らかい人間だったので、人を見られたのでしょう。私もそのような経験をしたので、人間とはそういうものなんだなと再認識できました。

2. 安易な示談が危険な理由 – 弱者を守るために

2.1. 損害賠償額の過小評価

事故直後は、怪我の程度や後遺症の可能性が不明な場合があります。安易に示談に応じてしまうと、後々になって損害が拡大した場合でも、追加請求が難しくなる可能性があります。特に、相手が多人数で口達者な場合、言いくるめられて不利な条件で示談してしまう危険性があります

2.2. 過失割合の不明確化

事故原因や過失割合は、警察の調査によって判断されます。示談交渉前に警察の調査結果を確認せずに示談してしまうと、不利な条件で示談に応じてしまう可能性があります。相手が多人数で口達者な場合、一方的に過失を押し付けられる可能性もあります

2.3. 後遺症の可能性

交通事故による後遺症は、時間が経ってから症状が現れることがあります。示談時に後遺症の可能性を考慮せずに示談してしまうと、後遺症が発覚した場合でも、適切な賠償を受けられない可能性があります。相手が多人数で口達者な場合、後遺症に関する情報を曖昧にされてしまう可能性もあります

2.4. 多人数・口達者な相手への注意

車両と車両との事故で、相手側の人数がこちらの人数よりも多い場合、特に注意が必要です。相手が口達者な場合、こちらは控えめな性格や口べたな場合、言いくるめられて不利な条件で示談してしまう可能性があります。相手が多人数であれば、圧力を感じてしまい、冷静な判断が難しくなることもあります。どんな状況でも、その場で示談をせず、必ず警察を呼び、専門家に相談することが大切です。

3. 示談交渉を行う場合 – 専門家のサポートが必須

3.1. 専門家への相談

示談交渉を行う場合は、必ず弁護士や行政書士などの専門家に相談し、アドバイスを受けるようにしましょう。専門家は、損害賠償額の算出や過失割合の交渉など、示談交渉を有利に進めるためのサポートをしてくれます。特に、相手が多人数で口達者な場合、専門家のサポートは不可欠です

3.2. 示談書の作成

示談内容が決まったら、必ず書面(示談書)を作成しましょう。示談書には、損害賠償額、過失割合、支払い方法、免責事項などを明確に記載し、双方の署名・捺印が必要です。

4. まとめ – 泣き寝入りしないために

交通事故に遭ったら、まずは警察を呼ぶことを徹底しましょう。安易な示談は絶対に避け、専門家に相談しながら、適切な損害賠償を受けるようにしましょう。相手が多人数であろうと、口達者であろうと、臆することなく、自分の権利を主張することが大切です