「派遣 辞める時にするべき事」と一言で書いていますが、実際状況により対処法は全く違います。
今回はケース別の「派遣 辞める時」の対処法をご紹介します。
目次
【ケース1】とにかく今日、明日にでも辞めたいという場合。
この場合は、すぐに派遣元の営業に電話をして「辞める事と辞める理由」を伝えましょう。
理由は、あなたの感じたままの理由をそのまま伝えるのが良いでしょう。
派遣元の営業の人は、あなたにすぐに辞められると会社の信用問題(その方の信用問題)でもあるので、必ず引き止めてきます。
この時気の弱い人は、派遣元の営業の方に説得されてしまいますが、本当に今すぐに辞めたいという場合には、きちんとその状況を伝えるようにしましょう。
【ケース2】とにかく穏便に円満に派遣の仕事を辞めたい
派遣の仕事を辞める時に誰もが思うのは「できれば穏便に円満に辞めたい」という事です。
もし穏便に派遣の仕事を辞めたい場合には「契約期間中」の仕事を全うするのは絶対条件です。
会社によっては長期のお仕事の場合「契約期間満了」でも、話がこじれる場合があります。
本来「契約期間満了」であれば、どこにも問題がないはずですが、長期のお仕事の場合には派遣先の会社はどうしても続けてお仕事をしてくれると考えてしまいがちです。
長期のお仕事の場合で「契約期間満了」で辞める場合には、それなりの辞める理由を考えておく必要があります。
例えば、下記のような理由です。
・「父親、もしくは母親が倒れた」
・「家族(親族)のやっている家業が忙しくなったのでその仕事を手伝う」
・「就職先が決まった」
契約社員が辞める時に一番使う理由が「父親、もしくは母親が倒れた」です。
この理由だと、派遣元の営業の人も事情が事情だけに「本当ですか?」と言う事はできません。
それは辞める理由が本当だった場合には大変失礼な事になるからです。
ですが、この理由だと派遣元の営業の方も「嘘の理由」だろうなと気づいています。
派遣元の営業の方に聞いた話ですが、派遣を辞める理由で一番多いのがこの理由だそうです。
そう考えると
・「家族(親族)のやっている家業が忙しくなったのでその仕事を手伝う」
ぐらいの方が良いような気がしますが、押しに弱い性格の人は「今回だけ再契約して下さい。」と頼まれたら、引き受けてしまう可能性もあります。
最後の「就職先が決まった」という理由も悪くないと思いますが、「どこの会社ですか?」とか「どんな職種ですか?」とか聞かれた場合に答えるのが面倒な時があるでしょう。
【補足】辞めるまでの手順
今すぐ緊急で辞めたいという場合には、とにかく派遣元の営業の人に今すぐ電話をして事情を説明しましょう。
色々考えすぎると、悪い事ばかり想像して逆に辛いだけです。
それ以外の場合には下記の手順で円満退社を目指しましょう。
【ステップ1】辞める理由を考える
辞めようかどうしようか迷いがある場合には派遣元の営業の方に相談をしましょう。
派遣元の営業の方は対処法を考えてくれる場合があります。
但し、この営業の方は信用ができないという方の場合には相談しない方が良いでしょう。
辞める意思が硬い場合には「派遣元や派遣先の人が引き止められないような理由」を考えましょう。
【ステップ2】派遣元の営業の方に辞める旨を連絡をする
通常は契約満了日の一ヶ月前に辞める事の意思表示をする事が一般的です。
この時、辞める理由をしっかりと伝えないと派遣元の営業の方からの引き止め交渉が始まってしまいます。
しっかりと辞めるという意思を伝えるようにしましょう。
※契約満了日まで一ヶ月未満の場合でも、「次の契約期間を働くのが絶対に無理そう」という場合はそれは非常事態です。自分の体の事を再優先して、すぐに派遣元の営業の方に連絡をしましょう。
【ステップ3】「飛ぶ鳥跡を濁さず」を実行する
辞めると決まったら、今まで以上に業務を完璧にこなすようにベストをつくしましょう。
【ステップ4】契約満了日にはしっかりとお礼を伝える
派遣期間はさまざまだと思いますが、長期の場合でも短期の場合でも、お仕事をしてお金を頂いていたわけですから、きちんとお礼を伝える事が重要です。
「なにか、言葉以外にもお礼を伝えたい」という方には、デパートやお菓子屋さんで皆に配れるタイプの手土産をお渡しすれば良いでしょう。