界面活性剤とは
界面活性剤は汚れを落とす為に必要不可欠な成分だと言われています。例えば石鹸やシャンプーなどにも界面活性剤が入っています。
この界面活性剤の働きとしては、水が油に溶けやすくする為の物質だと言われています。本来「水と油」という例え言葉があるように水と油は混ざり合わない性質を持っています。
ですが、これですと「手が油で汚れても水で洗い流したぐらいでは油汚れが落ちない」事になります。皆さんも経験がおありだと思いますが実際に油汚れは確かに水では落ちません。
ところが石鹸や洗剤を使う事で油で汚れた手も綺麗に洗う事が可能になります。この油汚れ綺麗に落とす為の働きを界面活性剤が担ってくれているのです。
この非常に便利な界面活性剤ですが、強力な成分なだけに少なからず人間の肌にも悪い刺激を与えます。というか元々人の体の表面には乾燥を防ぐ為に適度な油の膜が存在しています。
ですが石鹸を使用する事で、余計な油と一緒に本来人間に必要な油まで取り除いてしまうのです。人間の皮膚に関してはある程度丈夫ですし、皮膚上の油の膜がなくなってもすぐにもとの状態に戻ります。
界面活性剤は舌の細胞を破壊する?
ですが、口の中の細胞についてはどうでしょうか?口の中は基本的にほとんど全てが粘膜質の細胞です。少なくとも皮膚よりも何倍もデリケートにできています。
このような粘膜質の箇所に界面活性剤入りの歯磨き粉を使用するとどうなるでしょうか?すくなくともかなりの刺激を与える事が予想されます。
ある研究によると界面活性剤が人の舌の細胞を少なからず破壊する事が分かってきています。人間の体は中から細胞が再生して最終的には傷ついた細胞を修復してくれるので、最終的には破壊された舌の細胞も元通りになる事でしょう。
ですが歯磨きの場合は毎日3回使用するので、舌の細胞が修復する前に歯磨きをする事になるかもしれません。そう考えると歯磨きを使い続ける事によって、舌の細胞が破壊されて味覚がおかしくなるという事も考えられます。
子供には成人するまでは安全な歯磨き粉を使わせたい
このような点を、総合すると小さな子供には界面活性剤入りの歯磨き粉を使わせたくないと思うのが、小さな親御さんの普通の意見でしょう。
またすでに界面活性剤入りの歯磨き粉を使用しているご家庭の場合には、1回の歯磨きで使用する歯磨き粉の量を少量にするなどの対処法も効果的だと思います。
ちなみに「界面活性剤」は歯磨き粉の成分で「ラウリル硫酸ナトリウム」と表記されている場合が多いので「界面活性剤」や「ラウリル硫酸ナトリウム」の入った歯磨き粉は子供に使わせたくないものです。