「親中派議員ランキング」が今、注目される理由

2026年の衆議院選挙を前に「親中派議員ランキング」が注目されています。中国をめぐる国際情勢が緊張を増す中、政治家一人ひとりの対中姿勢が、これまで以上に有権者の関心を集めているためです。香港問題、台湾有事への懸念、新疆ウイグル自治区での人権問題などを背景に、「この政治家は中国とどう向き合っているのか」を知りたいと考える人が増えています。

一方で、「親中派」「媚中」「売国」といった強い言葉が先行し、事実関係や背景が十分に整理されないまま評価が拡散しているのも現状です。選挙前だからこそ、感情的なレッテル貼りではなく、具体的な言動や立場を冷静に確認する視点が求められます。

本記事では、2026年時点で現役の日本国会議員を対象に、「親中派」と見なされることの多い政治家をランキング形式で整理します。あくまで断罪や支持を目的とするものではなく、過去の発言や行動、報じられてきたエピソードをもとに、選挙前の判断材料として分かりやすく解説していきます。

「親中派議員」とは?定義と判断基準の解説

「親中派議員」とは、中国に対して比較的融和的、協調的な姿勢を示す日本の政治家を指します。以下の要素が、親中派と判断される基準です:

  • 日中友好議員連盟などの議連に所属している
  • 中国要人との頻繁な接触歴がある
  • 中国政府に配慮した発言・政策提言を行っている
  • 習近平国家主席の国賓招待を支持した実績がある
  • 経済交流・対話重視の外交を唱えている

もちろん、これらの活動や姿勢が必ずしも「売国」や「問題」であるとは限りません。国益のために戦略的に中国との関係を構築することも必要であり、個別に精査が必要です。

「親中派議員」ランキングTOP10【2026年最新版】

順位 議員名 所属政党 報道・事実として確認されている動き
1 岡田 克也 立憲民主党 中国共産党・中央統一戦線工作部の石泰峰部長と会談したことが報じられている。
2 岩屋 毅 自民党 日中友好議連メンバー。交流促進に関する発言が複数報じられている。
3 森山 裕 自民党 習近平国家主席の国賓来日に賛同。日中友好議連会長として交流促進に関与。
4 福島 瑞穂 社会民主党 中国関係者との交流が報道されるほか、外交関連法案で独自の立場を示す。
5 林 芳正 自民党 日中友好議員連盟会長、元外相として日中関係に関する交流に積極的。
6 石破 茂 自民党 対話重視の外交姿勢が報じられ、中国要人との会談歴も紹介されている。
7 茂木 敏充 自民党 経済・外交に関する場面で中国との協力姿勢が報じられている。
8 海江田 万里 立憲民主党 長年にわたり日中友好議員連盟の要職を務め、政界屈指の「中国通」として中国要人との会談を重ねている。
9 小渕 優子 自民党 日中友好議員連盟の事務局長を務め、政府とは別の独自ルートで中国側との意思疎通を図っている。
10 平 将明 自民党 複数回訪中し、中国側関係者と会談している様子が中国メディアで報じられている。

「親中派議員」“親中姿勢”の背景と活動内容

1位:岡田 克也(おかだ かつや)

岡田氏は立憲民主党の議員で、外務大臣や副総理などの要職を歴任し、外交分野で長年活動してきました。国際情勢への関心が深く、各国要人との会談や外交分野での発言が多く報じられています。

  • 事実として報じられている動き:中国共産党・中央統一戦線工作部の石泰峰部長と会談したことが報じられています。
  • 活動:外交関係構築の一環として、国内外の要人との意見交換や会談に参加しています。
  • 備考:国際課題や日中関係に関する議論の場に登壇することがあると報道されています。

「岡田 克也」が親中であることが分かる記事

2位:岩屋 毅(いわや たけし)

防衛大臣として中国に対して比較的穏健なスタンスを取り、日中間の信頼構築を重視してきた政治家です。議員外交や防衛交流の場で発言力を持ちます。

  • エピソード:2019年、中国国防相と会談。緊張緩和と相互理解の重要性を主張。
  • 活動:中国人向けビザ緩和方針を主導。説明不足や国民不安を軽視しているとして「中国寄りではないか」との批判が相次いだ
  • 発言:「緊張を高めないことが、地域の平和につながる」

「中国人5000万人移住計画」を後押しか?

YouTubeやSNSでは、日本への「中国人5000万人移住計画」で第2のウィグルになるのでは?という懸念が広がっています。また、これを後押しするのが岩屋外務大臣だと主張する人が増えています。

岩屋毅主導の「中国向けビザ緩和政策」への強い反発

岩屋毅氏は外交重視の姿勢を掲げてきましたが、中国に対して融和的な発言や政策が目立ち、「親中ではないか」との批判が広がりました。とくに中国人向けビザ緩和や歴史認識に関する発言は、国民感情とのズレを強く印象づけました。説明不足が続いたことで不信感が蓄積し、ネット上では悪評が拡散。結果として「本当に日本の政治家なのか?」と疑問視される存在となっています。

詳しくは【「岩屋毅」は何をした?親中派の理由、悪評・問題発言・嫌われる理由とは?】という記事でもご紹介しています。

3位:森山 裕(もりやま ひろし)

森山氏は、自民党内で「実務型」の政治家として知られ、農政や貿易に強い影響力を持っています。中国との経済関係を重視しており、習近平国賓来日計画を後押しした代表的議員です。

  • エピソード:2019年、自民党の外交部会で「習主席の国賓待遇は当然」と強調。
  • 活動:農業団体を通じて中国との輸出入政策に影響力。親中派閥との連携も。
  • 発言:「中国市場を無視した農政は成り立たない」

「国益を損ねるパンダ外交」とSNS等で批判が広がる

親中派議員として知られる森山裕氏(日中友好議員連盟会長)は、パンダ外交を推進する動きを見せています。

具体的な活動

森山氏は中国を訪問した際、中国側に対して新たなジャイアントパンダの貸与を要請したことが報道されています。

  • 要請の理由: パンダが日本国民に広く愛されているため。
  • 目的: 日中関係の「具体的な成果」として、両国民が関係発展を実感できるようにするため。

この活動は、森山氏が日中友好議員連盟の会長という立場を通じて、二国間関係の改善と国民交流の促進を図るための具体的なアプローチの一つと見られています。

4位:福島 瑞穂(ふくしま みずほ)

長年にわたり、スパイ防止法などの安全保障関連法案に強く反対する立場を堅持しています。社民党党首として、党の規模を超えた積極的な中国要人との交流が、情報戦略上の懸念を呼んでいます。

       

  • エピソード:2024年1月、中国共産党の最高指導部で情報・プロパガンダ戦略のトップとされる王滬寧(おう・こねい)氏と会談。 有識者からは、この面会が「統一戦線工作部(対外工作部門)の元締めとの接触」として問題視されました。
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  • 活動:党の規模に比して、最高幹部との面会など、中国側から高いレベルでの外交ルートを確保。
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  • 発言:「アメリカには情報を共有しながら例えば中国に出したらスパイ法違反って言われかねない」 (スパイ防止法案への反対理由として)

【参考資料】福島瑞穂がスパイ防止法を阻止する理由

5位:林 芳正(はやし よしまさ)

林芳正氏は、自民党の中でも「知中派」として名を馳せており、特に外務大臣在任時の対中外交での柔軟な姿勢が注目されました。王毅外相との関係も深く、就任直後から電話会談を行うなど、日中の信頼構築を優先してきました。

  • エピソード:2021年11月、外相就任直後に中国と電話会談。「建設的かつ安定的な関係が重要」と述べ、協調路線を明確化。
  • 活動:日中友好議員連盟の会長として、中国との議員外交を推進。
  • 発言:「日中の安定はアジア全体の安定につながる」

6位:石破 茂(いしば しげる)

安全保障政策に精通しながらも、中国に対しては「戦略的対話」の重要性を説き、ハト派的な発言も多く見られます。保守層の中では異色の存在とも言われます。

  • エピソード:2013年、中国の王毅外相と会談。「対話なしでは戦略は立てられない」と述べた。
  • 発言:「習近平は非常に理知的な指導者」―週刊ダイヤモンド2015年より。
  • 批判1:TPPへの中国加入に前向きな姿勢が「媚中」と批判される。
  • 批判2:歴史認識・「反省」発言への反発。
  • 批判3:中国側発表に対する政府対応の甘さ。

詳しくは【「石破茂」の親中理由とは?|本当に中国寄りなのか?発言と政策から検証!】の記事でご紹介しています。

7位:茂木 敏充(もてぎ としみつ)

外務大臣や経済再生担当大臣を歴任し、中国との経済連携を強化してきました。RCEP交渉などでは中国と主導的に関与し、アジアの経済統合を推進。

  • エピソード1:2020年、RCEP合意時に「中国との協力は不可欠」と述べる。
  • エピソード2:2020年日中外相会談での「謝謝」発言が、日本が中国に媚びたと誤解され、皮肉を込めたネット上の茂木敏充氏の蔑称として「シェイシェイ茂木」として拡散・定着した。
  • 活動:経済産業省系の政策に基づき、実利を重視した外交を展開。
  • 発言:「経済の切り離しは不可能。共存の道を探るべき」

8位:海江田 万里(かいえだ ばんり)

海江田氏は立憲民主党所属の衆議院議員で、経済評論家としての知見を活かし、党代表や衆議院副議長などの要職を歴任してきました。政界屈指の中国通として、日中関係の構築において中心的な役割を担っています。

  • 事実:超党派の「日中友好議員連盟」の副会長などを長年務め、2024年8月の訪中団にも参加。王毅外相ら中国政府要人と直接会談を行っています。
  • 活動:日中両国の経済・文化交流の促進に尽力しており、中国側からも「老朋友(古い友人)」として高く評価されています。
  • 備考:漢詩に精通するなど中国文化への造詣も深く、対話を通じた日中関係の安定を重視する姿勢を一貫して示しています。

9位:小渕 優子(おぶち ゆうこ)

小渕優子氏は、自民党の元選対委員長であり、超党派の「日中友好議員連盟」で事務局長という実務トップの要職を務めています。高市内閣の発足後、日中関係が緊張する中でも、議員外交を通じて対話の窓口を維持しようとする姿勢が際立っています。

  • 事実:2025年12月、呉江浩駐日大使と非公式に面会。高市首相の台湾有事発言で冷え込む日中関係の緊張緩和に向け、2025年中の訪中意向を伝達した。
  • 活動:日中友好議員連盟の事務局長として、中国共産党の中央対外連絡部(中連部)などとのパイプを構築し、水面下で議員間交流を推進。
  • 備考:政府間の公式ルートが停滞する局面において、議員外交による「第2のパイプ」としての役割を担っている。

10位:平 将明(たいら まさあき)

平氏は自民党所属で、日中友好議員連盟のメンバーとしても活動しており、経済や技術分野、国際交流に関心を持っています。訪中や対話の機会が複数報じられています。

  • 事実として報じられている動き:中国を複数回訪問し、中国共産党関係者などと会談していることが伝えられています。
  • 事実:訪中や会談の様子が中国側メディアで紹介されることがある一方、日本国内向けの公表内容が限定されるケースが報道されています。
  • 活動:技術協力や経済交流に関する議員間対話や国際交流に参加しています。

日中友好議員連盟とは?

日中友好議員連盟は、日本と中国の友好関係を促進することを目的とした超党派の議員団体です。日本国内の国会議員を中心に構成され、両国間の政治・経済・文化交流の強化を図ります。訪中団や交流イベントの開催を通じて、相互理解の深化や信頼関係の構築に努めるほか、両国間の課題解決や協力関係の推進にも関与します。また、経済協力や人的交流の促進を通じて、地域の安定や発展にも寄与することを目指しています。

「日中友好議員連盟」をアメリカ国防省が中国工作機関と報告か?

米国国防省や関連政府機関の報告書では、中国共産党が統一戦線工作を通じ、他国の政治や世論に影響を与えている実態が指摘されています。その文脈の中で、日本の「日中友好議員連盟」を含む友好団体が、中国側が日本の政策決定者へ接近するための重要な窓口として利用されているとの分析が示されてきました。

これは日中議連そのものを違法組織と断定するものではなく、あくまで米国側の安全保障上の警戒と評価です。一方、日中議連側は対話を通じた関係安定を目的としていると説明しており、事実と立場を切り分けて冷静に理解する姿勢が求められます。

アメリカ国防省の解釈については【「日中友好議連」をアメリカ国防省が中国工作機関と報告?事実を徹底解説!】という記事でご紹介しています。

日中友好議員連盟のメンバー紹介

日中友好議員連盟は、日本と中国の友好関係を促進することを目的とした超党派の国会議員団体です。そのメンバーは、与党・野党を問わず多岐にわたり、定期的に訪中団を派遣して交流を深めています。

2025年4月の訪中団の参加議員一覧

  • 森山裕(自由民主党・衆議院議員、会長)
  • 岡田克也(立憲民主党・衆議院議員、副会長)
  • 海江田万里(立憲民主党・衆議院議員、副会長)
  • 小渕優子(自由民主党・衆議院議員、事務局長)
  • 志位和夫(日本共産党・衆議院議員)
  • 古川元久(国民民主党・衆議院議員)
  • 近藤昭一(立憲民主党・衆議院議員)
  • 小泉龍司(自由民主党・衆議院議員)
  • 青島健太(参議院議員)
  • 松下新平(参議院議員)
  • 山崎正恭(衆議院議員)

2024年8月の訪中団の参加議員一覧

  • 二階俊博(自由民主党・衆議院議員、元会長)
  • 森山裕(自由民主党・衆議院議員)
  • 小泉龍司(自由民主党・衆議院議員)
  • 北側一雄(公明党・衆議院議員)
  • 岡田克也(立憲民主党・衆議院議員)
  • 穀田恵二(日本共産党・衆議院議員)
  • 近藤昭一(立憲民主党・衆議院議員)
  • 福島瑞穂(参議院議員)
  • 小渕優子(自由民主党・衆議院議員)
  • 浅田均(参議院議員)

これらの議員は、日中両国の政治・経済・文化交流の促進を目指し、訪中を通じて意見交換や協力関係の構築に努めています。

「日中友好議員連盟」について、もっと詳しく知りたい方は下記記事でご紹介しています。

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日本に親中派議員が増えるリスクとは?

日本国内で親中派議員が増えることは、外交・経済・安全保障の面で深刻なリスクを伴います。天安門事件以降、中国政府は国内の反感をそらすため反日教育を強化してきました。このような状況下で、中国人移民や土地購入が増えると、日本の安全保障に直接的な脅威が生じる可能性があります。

特に、中国には 国防動員法 という法律があり、有事の際には中国政府の指示で国民や資源を動員できるため、日本国内の中国人が組織的に行動するリスクも否定できません。つまり、国防動員法があるからこそ、中国人移民の受け入れは安全保障上危険と言えるのです。

こうした状況から、親中派議員の増加には国民が十分に注意を払い、国家の安全と国民生活を守るための慎重な政策判断が求められます。

国防動員法とは?

中国の 国防動員法(2010年施行)は、国家の安全保障や防衛のために国民や民間資源を総動員できる法律です。企業や個人は政府の指示に従う義務を負い、海外の中国籍にも適用される可能性があります。日本国内にいる中国人が有事に中国政府の指示で行動するリスクがあることから、移民や資産取得には安全保障上の懸念が伴います。

なぜ、近年「親中派議員が増えている」と感じるのか?

近年、「親中派議員が増えている」と感じるのは、単なる印象ではなく、政治の潮流や政策の方向性にも影響を与えている現象といえます。その背景には、かつての石破政権が対中関係において比較的柔軟な姿勢を示し、中国との経済・外交関係を重視する方針を打ち出していたことがあります。

石破政権下で育った政治家や、同政権の影響を受けた議員たちが、現在も親中的な立場を取りやすい傾向にあることが、「親中派議員の増加」という印象につながっているのです。こうした政治的背景を理解することで、単なる人数の増減だけでなく、政策や外交の方向性を読み解く手がかりにもなります。

「親中派 議員ランキング」を市民がどう活用すべきか

  • 候補者の所属議連・公式発言を確認する:各候補者の公式サイト、議事録、発言集を選挙前にチェック。
  • 情報の偏りに注意する:一面的な「売国」評価ではなく、外交戦略全体を見て判断。
  • 政治的意思表示を行う:議員への公開質問状、市民団体の調査活動に参加・支援。
  • 複数メディアの情報を確認する:新聞だけでなく、海外報道・一次情報にも目を通す。

まとめ

「親中派議員」と一括りにされがちですが、それぞれの議員には個別の外交戦略や信念があります。対立か協調かという単純な構図では語れない複雑な現実があります。だからこそ、有権者一人ひとりが、自分で情報を見極め、判断する力が求められています。

参考資料