まず、お局様に嫌われるタイプを知る前に、お局様がどのような存在であるか知る必要があります。
お局様の心理は実は簡潔である場合が多いと言われています。なぜなら、どこの会社にいるお局様も行動パターンは非常に似通っているからです。
お局様は、往々にして高圧的で自分自身の感情まかせに、職場の人間に当たり散らすという行動パターンがあります。
この行動パターンは「自分自身が職場で一番偉いのよ」ということを表現しており、これは自分自身に自信がないことの現れでもあります。
よく考えてみれば当たり前のことで、本当の意味で職場での権力や地位が確立している人(例えば、部長などの役員)であったなら、このような非常に見苦しい醜態をさらす必要はありません。
簡単に言いますと「弱い犬ほどよく吠える」ということわざ通り、職場でのお局様の立場は非常に危うい立場であるのです。
その為自分の立場を守る為に、目下の人に対してマウンティングしたり、自分の機嫌を隠そうともせずに職場環境を汚染したりします。
お局様に嫌われるのは、お局様が驚異を抱いている人だと言うことを知っておきましょう。
嫌われる理由は色々あるので一概には言えませんが、大きな理由として先程ご紹介したように「自分の立場を危うくする人間」であることが条件となります。
その為に一番に嫌われるのは「女性の新入社員」である場合が多いと言えます。
なぜならば「女性の新入社員」は、その存在だけで男性社員にチヤホヤされる存在だからです。特に気立ての良い女性は特に男性社員に好かれる為に、お局様の格好の標的になりやすいと言えるでしょう。
お局様の特徴として、いつもイライラしているという性格的な特徴もあります。その為に長年機嫌が悪い表情が顔に定着している為に鬼のような形相になっている場合がほとんどです。
つまり、顔や表情や性格そのものが鬼(妖怪)のようになっていつ為に男性社員からは決して女として見られることはありません。
ですが、恐ろしいことにお局様自身はいつまでも女性の心を持ち合わせているのです。その為に可愛い女性社員に対して恐ろしい程の対抗心を持っています。
周りからしてみると、内面的にも外見的にも「お局様」と「若い女性社員」は比較対象にならないぐらいの違いがあるにも関わらず、お局様にとっては「若い女性社員」は自分の立場を脅かす存在なのです。
また、お局様が社員ではなくパート社員の場合には、自分よりも時給の高いパート社員に対して大きな敵意を持つ場合が往々にしてあります。
お局様の心理として、勤続年数の長さが権力の絶対の基準となっている場合が多くあります。なぜならば、そのように考えなければ、実質的にも精神的にも自分自身の立場が非常に危うくなるからです。
その為に自分より後に入ったパート社員が自分の時給に近づく、また自分の時給を超えた場合には憎悪にも似た感情を持つようです。
自分の時給を超えたパート社員に対して、過酷な嫌がらせや嫌味を言ったりして退職に追い込むのは珍しいことではありません。
不思議なもので同じ新入社員の女性でも、お局様に嫌われる人とそうでない人がいる場合があるものです。
ですが、これもお局様の歪んだ性格からくるものだと知っておく必要があります。お局様は下の者には非常に高圧的な態度をとります。
これは、マウンティングによって自分の方が偉いんだと相手に知らしめる為の行動です。また自分自身を特別視して欲しいという欲求の現れでもあります。
つまり、自分を特別視しない相手に対しては、実に異常とも言える憎悪を抱く傾向にあります。そのようなそぶりを少しでも見せようものなら、非常に敏感にそれを察知します。
その為に相手の喜怒哀楽に敏感でないタイプ。どちらかというと大らかな性格、おっとりとした性格の人などはお局様の恰好のターゲットになってしまいます。
そして「一番イジメやすく、一番気に入らないタイプ」を見つけて集中攻撃をする傾向にあります。これによって同じ新入社員の女性の中で、嫌われるタイプとそうでないタイプの違いが出てくるのです。
また、イジメる人とそうでない人の差をはっきりすることによって、集中的にイジメるターゲットをより精神的に追い詰める効果を狙っている点も、非常に悪質で姑息なお局様の性格を表していると言えます。
お局様が「自分だけに冷たい気がする」と感じている人がいるとすると、それは勘違いや間違いではありません。
こんなことを言っても気休めにしかなりませんが、もしお局様に目をつけられてイジメられている人がいたならばお局様をよく観察して、その性質を知っておくことをオススメします。
そしてお局様を同じ人間だと決して思わないことです。同じ人間であると思うから「どうしてあんな非情な嫌がらせをするのか分からないと思ってしまうのです。
普段職場で接していると分かると思いますが、明らかにその行動はまともな人間のそれではなく常軌を逸しているとしか言いようがありません。
私の職場にもモンスター級のお局様が存在しますが、彼女のことを同じ人間だと思っていた頃は「どうしてこんな異常な行動がとれるのか理解できない」と悩んでいた時期がありました。
ですがそのお局様を「恐ろしい妖怪」だと認識することで、多少はその行動を理解できるようになりました。
また、同じ職場に妖怪がいるのですから「できるだけ関わらないように」と細心の注意を払って仕事をするように心かけています。
あと、どうしても職場のお局様に我慢ができない場合には、退職する選択肢を持っておくことも重要です。
確かにお局様はまともな人間ではないので、お局様と関わりが多い仕事をしている人にとっては、とても我慢ができる環境ではないことでしょう。
その為に我慢できないところまで言ったら会社を辞めるという選択肢も持っておくと良いでしょう。全く逃げ道がないと自分自身を追い詰めて精神的におかしくなってしまいます。
得体の知れない化物の為に自分の健康を害すというのは、非情にバカバカしくもったいないことです。また、お局様のワガママな行動によって貴重な人生を無駄にするのはさらに嫌なことでしょう。
一度お局様に嫌われると、その関係を改善するのは難しいものです。私自身もお局様との関係で経験がありますが「あんな職場環境を汚染する生き物とは関わりたくない」と思ってしまいました。
そのように思ってしまう性格からお局様とはできるだけ関わらないようにしていました。そのような行動がお局様には気に入らなかったのでしょう。どうやら私はお局様のターゲットになっていたようです。
幸いお局様とは、ほとんど関わらくて良い仕事をしていた為にお局様との接触は最小限に抑えることができました。
ですが、お局様との関係は今の職場での今後の課題であることは間違いありません。またお局様との関係で進展や気付きがあったら、このブログ記事でアップして行きたいと思います。
最後に一言、「皆さんのお仕事と今後の仕事環境に幸あれ。」