メダカとタニシ【共存させると失敗する?】飼育の体験談
メダカとタニシ同じように飼育しやすい動物達です。
ですがメダカは目がクリクリして愛くるしい姿なにの対し
タニシの方はちょっとグロテスクな外見をしています。
またメダカは水中のプランクトンやメダカの餌を食べますが
タニシは何を食べるのかという事もなんだか謎です。
そんなメダカとタニシの共存について
一緒に飼育した経験のある私がその経験談などをご紹介します。
私の個人的な感想ですが
メダカは飼育している数が少ないと繁殖させる事が難しいですが
タニシはあれよあれよという間にどんどん増殖していきます。
その辺りが私的には困ったと思った経験があります。
メダカをタニシが 食べる?
メダカをタニシが食べるという事があるのでしょうか。
最初から答えを言ってしまうと「イエス」です。
タニシはあのゆっくりとした動きからは想像できませんが
意外と食欲が旺盛なアグレッシブな生き物です。
先ほどメダカを食べると言いましたが
食べるのはメダカの死体を主に食べてしまいます。
メダカの死体を始末してくれると考えれば良いかもしれませんが
そんなに割り切った考え方ができる方は少ないでしょう。
実際に可愛いがっていたメダカが
タニシに食べられているのを見るのはとても辛いものです。
メダカとタニシを共存させる場合には
こういうグロテスクな場面を見る事を
覚悟する必要がありそうです。
対応策
メダカをタニシに食べられないようにする対応策は
1つしかありません。
それはメダカが何らかの理由で死んでしまった場合には
早めにその死体を水槽から引き上げる事です。
メダカの死体を水槽に入れたままにしておくと
いつのまにかタニシがメダカを食べてしまう事になります。
タニシがメダカを食べる速度はそれほど早くはないので
食べられているのに気づいてから
水槽から引き上げても良いでしょう。
メダカ タニシ【共存できる?】
私は3年程メダカとタニシを共存させてますが
基本的にはメダカとタニシの共存は可能だと考えています。
タニシはメダカに比べ動きが遅いので
メダカと喧嘩などをする事もありません。
問題があるとすれば、タニシがメダカの死体を
食べてしまうという事でしょうか。
この点を気をつけるようにすれば、概ね
メダカとタニシを一緒に飼う事は可能でしょう。
共存の長所
メダカとタニシの共存には、それぞれ長所と短所があります。
このページでは「共存の長所」をご紹介しています。
メダカとタニシの共存の長所は
メダカの糞をタニシが食べてくれる事です。
つまりタニシがメダカの糞を掃除してくれるという事です。
こういう事実があるのでたまに
「タニシがメダカの糞を食べてくれるので
水槽の水を清潔に保つ事ができます。」
という意味の事を言っているホームページ等を見かけますが
実際にはそこまでの事はありません。
メダカの糞の量は想像以上に多いので
タニシが全てを食べる事は不可能です。
水槽の水を綺麗に保つ為には横着をせずに
水槽を定期手にに掃除をするようにしましょう。
共存の短所
メダカとタニシの共存には、それぞれ長所と短所があります。
このページでは「共存の短所」をご紹介しています。
メダカとタニシの共存の短所は下記のような点です。
【1】水槽の表面(内面)がタニシの糞で汚れる
【2】メダカの卵や死体をタニシが食べてしまう
【3】タニシが想像以上に増えすぎてしまう
【1】の短所については
定期的に水槽の掃除をしてもらう必要があります。
【2】の短所については
「メダカが卵を産んだら違う水槽に移動する」
「メダカが死んだら死体を水槽から引き上げる」
等の行動で解決する事ができます。
【3】については我慢するしかないかもしれません。
お世辞にも見た目が可愛いとは言えないタニシですが
メダカと同じ生き物なので
最後まで責任を持って飼う必要があるのではないでしょうか。
メダカ タニシ【卵の違い】
メダカとタニシを飼っている方でも、
まだそれぞれの卵を見ていない方は見分けがつかないと思います。
私も卵ではありませんが
最初メダカの稚魚とボウフラの区別がつきませんでした。
話が脱線しましたが実はメダカの卵とタニシの卵は
大きさが違うので案外見分けるのは簡単です。
メダカの卵の大きさは仁丹の大きさぐらいで
色は半透明です。
タニシの卵は肉眼では分かりにくいぐらい
小さいので見分けるのは簡単だと思います。
メダカの卵
メダカの卵は、ほとんどの場合5個ぐらいの卵が
ひとまとまりになっている場合が多いです。
メダカが卵を産卵した際は最初メスが
卵をぶらさげて泳いているのですぐに分かるでしょう。
しばらくするとメスのメダカは産卵した卵を
まとめて水草等に移します。
卵をそのままにしておくと大人のメダカが
卵を食べてしまう場合があります。
卵が大人のメダカに食べられるのを避ける為に
水草などの産卵草から別の水槽に移す事が得策です。
タニシの卵
タニシを水槽などに飼っている場合には水槽の表面(内面)に
卵を産み付ける場合がほとんどです。
タニシは卵と10個程まとめてガラスの内面に産み付けます。
半透明の靴の底状のものがガラス内面についていたら
しれがタニシの卵である可能性が高いです。
タニシの卵自体は非常に小さいので肉眼で確認すのは
ちょっと難しいです。
高い拡大率の虫眼鏡などでみれば
卵の中でタニシが大きくなる様子を見る事ができますよ。
メダカ【タニシ駆除】
タニシの駆除には「水槽のリセット」が一番てっとり早いです。
「水槽のリセット」とは水槽をよく洗った後で熱湯消毒をする事です。
ですが「水槽のリセット」をした場合は
今まで水槽にいたバクテリア等が全て死んでしまうので、
メダカにとっては大きなダメージです。
メダカの事を考えるなら
水槽を綺麗に洗った後にタニシを1匹1匹手作業で
駆除していく事をオススメします。