はじめに

国母和宏さんの現在について興味を持っている人の多くは、「大麻逮捕のあとどうなったのか」「本当に更生しているのか」「なぜ農業を始めたのか」といった点が気になっているのではないでしょうか。

かつては五輪での「反省してま~す」発言や、その後の大麻逮捕で大きな話題となりました。しかし現在の彼は、北海道を拠点に家族を第一に考え、無農薬・有機栽培を実践する生活へと大きく変化しています。

本記事では、トップライダーとしての輝かしい実績から、逮捕の経緯、裁判で語られた内容、そして現在の農業中心の暮らしまでを、事実に基づき整理します。

世界的トップライダーとしての経歴

国母さんは4歳からスノーボードを始め、早くから「天才」と称されてきました。特にハーフパイプ競技において、日本を代表する存在となります。

主な実績は以下の通りです。

大会・活動 内容 評価
五輪出場 2010年バンクーバー
2014年ソチ
日本代表
USオープン 2010・2011年連覇 日本人初の快挙
バックカントリー 映像制作へ転向 世界的評価

競技引退後は、整備されたコースではなく自然の雪山を滑るバックカントリーへ転向。世界最高峰のクルー『adidas Snowboarding』の一員として年間最優秀ライダー賞を受賞するなど、競技とは異なる舞台でも評価を得ました。

大麻逮捕の経緯と裁判で語られた事実

2020年、国母和宏さんは大麻取締法違反(営利目的所持など)の疑いで逮捕されました。著名アスリートであったことから、このニュースは大きく報じられました。

使用の背景

2020年1月の初公判で、本人は「14歳頃から大麻を使用していた」と述べました。海外遠征が多く、言葉が通じない環境の中で、海外ライダーとのコミュニケーション手段として使い始めたと説明しています。

若くして世界を転戦する特殊な環境の中で、使用が長期化していたことが明らかになりました。

家族の制止

裁判では、妻から何度も「子供たちのためにやめてほしい」と涙ながらに説得されていたことも語られました。

しかし、依存的な側面があり、自らの意思だけでは断ち切ることができなかったと述べています。父親としての立場と行動との間に、大きな葛藤があったことが浮き彫りになりました。

判決内容

判決は、懲役3年・執行猶予4年(求刑:懲役3年)でした。

裁判官は「長期間にわたり使用しており、規範意識の欠如が著しい」と指摘する一方で、本人の反省と家族の支えを考慮し、執行猶予付きの判決となりました。

この裁判は、彼の人生における大きな転機となります。

現在は北海道で家族第一の生活

現在、国母さんは北海道の石狩地方を拠点に、家族とともに自然に根ざした生活を送っています。2009年に結婚し、1男2女の父として子どもたちと暮らしています。

彼が農業に取り組む理由の一つは、「子供たちに、自分たちが何を食べて生きているのかを肌で感じてほしい」という思いです。

世界を飛び回る生活から一転し、家族との時間を中心に据える生き方へと変化しています。

無農薬・有機栽培への本気の取り組み

国母さんの農業は単なる副業ではなく、「生きることの基本」としての実践です。

取り組み 内容 目的
無農薬・有機栽培 米や野菜を自家栽培 安心できる食
循環型農業 鶏を飼育し肥料活用 自然のサイクル
食への意識 添加物を避ける 体づくり

トマト、ナス、キュウリ、トウモロコシなどを無農薬で栽培し、自分たちが食べるものは自分たちで作るという姿勢を貫いています。

アスリートとして体を資本にしてきた経験から、土から育った食材の力を重視する考えに至ったのです。

スノーボードと農業を両立する現在

農業中心の生活を送りながらも、スノーボードから完全に離れたわけではありません。映像作品の監修やプロデュースを行い、バックカントリーライダーとしての活動も続けています。

SNSでは、農作業の様子や育てた作物、そして研ぎ澄まされたライディング動画を発信しています。そのストイックで一貫したライフスタイルは、多くのファンに支持されています。

まとめ|過去を経て、家族を守る人生へ

国母和宏さんの現在は、過去の騒動だけでは語れません。

・世界的トップライダーとしての実績

・大麻逮捕と裁判での告白

・家族からの制止と支え

・北海道での無農薬生活

・3児の父として家族を第一にする姿勢

かつては問題児と見られた存在が、今は土を耕し、家族を守る側の人生へと舵を切っています。

大麻逮捕という大きな過去を経て、それでも人生を立て直そうとする姿。その変化こそが、現在の国母和宏さんを象徴しているのではないでしょうか。