私自身の経験です。先日友人の別荘へバーベキューをしにお邪魔した際の出来事です。
バーベキューと言えば当然炭や薪を燃やしますが、その時はその場にあった木の廃材を火の燃料として使用していました。
その木の廃材ですが、建築系の廃材だったのか釘がところどころに刺さっていました。そのような廃材を使用して火を燃やしていましたが、ある時木に刺さっていた釘を踏んでしまいました。
釘自体は足にあまり深くは刺さっていませんでしたが、破傷風等が気になったこともあり、とりあえず速攻で消毒液で消毒しながら血を絞りだす応急処置を済ませました。
私自身が聞きかじった話では「錆びた釘を踏むと破傷風になる」という話を聞いたことがあったように思います。
残念ながら私自身が踏んだ釘が錆びていたかそうでないか、傷の応急処置を優先して確認できませんでした。(他の廃材にささった釘の状態を見て想像するに大きく錆びてはいなかったように思います。)
今後このようなことがあった際には、刺さった釘の状態については優先的に確認しようと思っています。
「古い釘を踏むと破傷風」という話はよく聞く話です。私自身が古い釘を踏んで怪我をした際に破傷風のことが非常に気になったので調べてみました。
破傷風について紹介しているホームページ等を調べてみると、古い釘というようよりは錆びた釘が破傷風になる原因になっているようです。
では「なぜ錆びた釘が破傷風の原因になるのか?」という疑問についての答えですが、どうやら破傷風の原因となる「破傷風菌」が「嫌気性」であることが原因であるようです。
「嫌気性」という言葉は私も初めて聞いたのですが「嫌気性」とは「湿気を好む性質」ということのようです。厳密には酸素を好まない菌などが「嫌気性」と呼ばれていますが、酸素を好まない為、湿気や水分を好む性質があるようです。
つまり「錆びた釘」は長い間、雨水や湿気に晒された結果錆びてしまった経緯があるので、その過程で「破傷風菌」に侵されている可能性があるのです。
特に外で雨ざらしになったような所にあった「錆びた釘」を踏んだりして、怪我をした場合には破傷風になる可能性が高くなってきます。
どうやら、破傷風になる、ならないは傷の深さには起因しないようです。なぜなら過去の破傷風になった人の症例によると、外見に外傷がみられなかった場合でも破傷風になった例があるからです。
【参照資料】明らかな外傷歴のない破傷風の 1 例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsodom/33/1/33_20/_pdf
傷の深さや大きさでは「破傷風」の危険性は図れないようです。ただ屋外で大きな怪我をした場合には、傷口が汚れる可能性が高いので大きな怪我の場合には「破傷風」の危険性が高まります。
特に動物の糞尿等で汚染された土壌などが危険とされています。
傷の状態を見て破傷風か否かの判断は難しいので、自己判断は危険だと言えるでしょう。
清潔な屋内で小さな怪我をした際に傷が小さな場合には、破傷風になる可能性は低いと言えそうです。ですが、小さな傷でも破傷風になる可能性はあるので「口が開けにくい、首筋がつる」等、破傷風の初期症状が現れた場合には、早急に病院に行く必要があります。
屋外での怪我には注意が必要です。怪我の大小に関わらず屋外の怪我の場合には破傷風になる可能性が高まります。
特に傷口に土が付着した場合には、傷口を丁寧に洗浄する必要があります。
屋外での大きな怪我や、深い傷の場合、また傷口に湿り気のある土がついた場合には、さらに破傷風になる確率が高まります。
最近の異常気象により多くなりつつある豪雨災害の際には土壌の中の破傷風菌が水中に出てきやすい為、水害の際の怪我にも注意する必要があります。
また、海外の衛生状況の悪い地域での怪我も同様に危険な
特に「さびた釘、錆びた金属」による怪我は「破傷風」になる危険性が高まります。「破傷風」は「「嫌気性」(酸素を好まない菌)」なので、水気や湿気の多い場所での怪我や傷口に泥がついた場合などは「破傷風」になる可能性が、さらに高くなります。
外傷が確認されなくても「破傷風」になる症例も紹介されています。火傷やピアス、覚せい剤の注射、人工妊娠中絶によって破傷風になる場合もあります。
破傷風は一旦発症すると死亡率が30%という危険な病気です。
私自身も屋外で古い釘を踏んで怪我をした際には、その後「破傷風に感染しているのでは?」という不安がずっと続きました。
皆さんも屋外で怪我をした際には、破傷風の初期症状がないか常に念頭におくことをオススメします。
屋外等で怪我をした際に破傷風の初期症状が出た際には、早急に病院に受信してください。破傷風は重症化すると死亡する危険性があります。くどいようですが、破傷風が発症した場合の死亡率は30%です。
【第1期】
・口が開きづらくなる
・舌のもつれ
・受傷部位のつっぱり感
・しゃべりづらくなる
・首筋がつる
・首筋の張り
・肩こり
・体が痛い
・寝汗
・歯ぎしり
【第2期】
・飲食で飲み込みづらくなる
・顔の筋肉が引きつる
・歩きづらくなる
・「痙笑(けいしょう)」「破傷風顔貌(がんぼう)」(ひきつり笑いが出る)
【第3期】
・痙攣の出現
・体が後ろにのけぞる
・排尿、排便が困難になる
・筋肉が周期的に伸び縮みを繰り返す「クローヌス」
・足の親指のみ甲側に曲がり、親指以外の指は外側に開く「バビンスキー反射」
・筋肉の腱を叩くと過剰に収縮する「腱反射亢進」
・全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせる「後弓反張」
・高熱
・不整脈
【第4期】
・全身痙攣
・呼吸困難
【参照資料】破傷風の原因、感染経路、症状、死亡率 要注意の傷口とは?人から人にうつる?初期症状はどのようなもの?
https://www.askdoctors.jp/articles/200785
私は今回屋外で野ざらしの古い釘を踏んでから 破傷風のことを調べはじめ、破傷風には潜伏期間があることを初めて知りました。
破傷風の潜伏期間は3日~3週間の間と期間に幅があることから、怪我をした方の中には3週間が経過するまでは心配な方もいるかと思います。(2~4週間と表記されている情報源もあるので一ヶ月経過するまでは安心できないかもしれません。)
私自身も怪我をしてから、現在までまだ3週間経過していないので、ふと破傷風のことが心配になることが続いています。
【参照資料】けがにご注意!破傷風の話(潜伏期間2~4週間?)
破傷風が心配な方は、できるだけ早めに予防接種を受けた方が良いことが間違いないですが、私自身は「ワクチンが体に良いものではない」と思っているので、破傷風のワクチンを打つのは躊躇しているのが現状です。
多くの破傷風に関する情報源には、破傷風の潜伏期間が3日~3週間と表記されていますが、潜伏期間が4週間としている情報を見つけました。
私の場合ですが、古い釘を踏み怪我をしてから、3週間程経過したところで右の背中が非常に痛い症状があったので「これは破傷風の初期症状か?」と非常に心配になりました。
朝起きた時に症状が現れたので寝違いの可能性もありますが、とりあえず経過を観察しようと考えています。
破傷風が自然治癒するかの情報をかなり色々調べましたが、残念ながらネット上では見つけることができませんでした。
発熱・悪寒・頭痛・倦怠感・下痢・めまい・関節痛が破傷風ワクチンの副反応です。
稀にアナフィラキシーショック(全身発赤・呼吸困難・血管浮腫など)の副反応があるそうです。
アナフィラキシーショックも怖いですが、ギラン・バレー症候群も破傷風ワクチンを接種した際には稀に現れる副反応のようです。
ウィルスや細菌などの感染症をきっかけとして免疫機能が自分自身の末梢神経を攻撃することで発症する病気です。
破傷風ワクチンに限らず、ワクチン接種が原因となって発症する可能性があります。
【参照資料】ギラン・バレー症候群
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/109
「ワクチンの副反応」という言葉はよく聞きますが、副反応と副作用はどう違うのか疑問に思ったことはありませんか?
副反応とはワクチンに使用する言葉で、副作用はワクチン以外の医薬品の場合に使用する言葉だそうです。
【参照資料】予防接種の副反応、有害事象、副作用
【参照資料】破傷風について
https://www.titech.ac.jp/student-support/pdf/tetanus-jp.pdf
【参照資料】破傷風の概要(質疑・応答)
https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html?mode=0&classId=0&blockId=39811&dbMode=article&searchTitle=&searchClassId=-1&searchAbstract=&searchSelectKeyword=&searchKeyword=&searchMainText=