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研磨剤の入っていない歯磨き粉
子供の歯は大人の歯と比べると柔らかいので、大人と同じ研磨剤入りの歯磨き粉では歯が傷ついてしまう可能性があります。その為、研磨剤の入っていない歯磨き粉か、研磨剤の少ない歯磨き粉を使用する方が良いでしょう。
合成界面活性剤の入っていない歯磨き粉
合成界面活性剤は油汚れを落とす為に欠かせない成分です。ですが、人体への安全性については疑問視されている場合が多いようです。ある研究所による実験では合成界面活性剤を使用すると舌の細胞が破壊されるという結果が発表されています。
また合成界面活性剤の危険性を知る為の分かりやすい例としては、メダカを使用した実験が有名です。どのような実験かと言いますと「合成界面活性剤配合の歯磨き粉」と「合成界面活性剤不使用の歯磨き粉」の安全性を比較した実験です。
片方のメダカの入った水槽には「合成界面活性剤配合の歯磨き粉」、もう片方のメダカの入った水槽には「合成界面活性剤不使用の歯磨き粉」を入れて比較実験するというものです。
結果「合成界面活性剤配合の歯磨き粉」のメダカは全て死んでしまいましたが、「合成界面活性剤不使用の歯磨き粉」のメダカには影響がなかったという実験結果でした。
メダカと人とは体の構造が違うので、一概にメダカに悪い成分が人間に悪いとは断言できないのも事実です。ですがメダカは比較的過酷な環境でも生きていけるような飼育しやすい魚類として有名です。そのメダカが死んでしまうような歯磨き粉は人間にとって危険である可能性は高いと言えるでしょう。
つまり「合成界面活性剤配合の歯磨き粉」は危険である可能性が高いですし、子供に対しては特に使って欲しくない歯磨き粉です。
食べても大丈夫な歯磨き粉
小さなお子さんの場合には口をぶくぶくとうがいする事が苦手な場合も珍しくありません。そのような場合には歯磨き粉をそのまま食べてしまう事も考えておいた方が良いでしょう。
またそのような場合も考えると歯磨き粉は子供が飲み込んだとしても、問題のないような商品を使用する方が良いでしょう。例えば歯磨き粉を使用後にうがいをしなくても良いような歯磨き粉なら小さなお子さんがいる親御さんにとっても安心して、子供に歯磨きをさせる事ができると思います。
味のついた歯磨き粉を使う時の注意点
子供用の歯磨き粉は子供に好まれるように、美味しい味、甘い味のものが多いように思います。確かに子供が歯磨きを嫌がって歯磨きをしないよりは、美味しい味の歯磨き粉の方が良いのは確かです。
ですが、美味しい味のついた歯磨き粉は子供が歯磨き粉として使用せずに、食べ物として使用してしまう可能性があるので気をつけましょう。
大人は歯磨きを食べるなんて健康に悪いという認識はありますが、子供の場合は「歯磨き粉は美味しい=歯磨き粉は食べられる」という発想になりがちです。