子供の歯磨き粉のマルバツ

大人用歯磨き粉を子供に使わせてはいけない理由

◎大人と子供は歯の硬さが違う

当然の事ながら大人と子供は体の大きさが違います、それは子供が発達過程の段階だからと言えます。またそれは体の大きさだけではありません。

体の各部分についても、子供はまだ大人のように完全に発達しきっていないのです。それは歯についても同じで、例えば大人の歯に比べて子供の歯は硬さが柔らかいと言われています。

つまり子供は大人よりも歯が柔らかい為に、大人よりも虫歯になりやすいと言えるのです。その為大人の歯磨き粉に入っている研磨剤成分は子供にとっては有害になる場合があります。

大人用の歯磨き粉には歯の表面を削って、歯の表面の汚れを綺麗にする目的で研磨剤が含まれています。この時に多くの場合には大人の歯の硬さを想定して研磨剤が入っているので、子供がこのような歯磨き粉を使用してしまうと子供の歯自体が削れてしまって、逆に虫歯になりやすくなってしまうのです。

◎大人と子供は味覚が違う

子供の味覚は大人の3倍近くあると言われています。これは子供の方が大人に比べて抵抗力や食べ物に対する耐性が備わっていない為だと言われています。

簡単に言うと、子供の場合は大人に比べて食べ物を食べても、ちょっとした事でお腹を壊しやすいという傾向にある為です。その為に子供は大人よりも味覚が敏感でなければ生き残っていけない為に、防衛本能的に味覚が大人よりも敏感なのです。

例えば、本来歯磨き粉に含まれているような苦味や辛味は、昔から危険な食べ物特有の味でした。例えば毒の入った食べ物の場合は舌の上にピリッとした感覚がある場合があります。また腐った食べ物やカビの生えた食べ物の場合にも独特の苦味が発生する場合があります。

このように、歯磨き粉に含まれているミントなどの辛い成分は本来危険な食べ物が持っている傾向の味なので、舌の敏感な子供にとっては好きになれない味であったとしても当然の事なのです。

◎大人と子供は毒物の排泄能力が違う

先程もご紹介したように、子供は大人に比べて体の機能が未発達の場合が多いです。例えば、毒物の排泄能力にしても子供の場合は大人よりも尿によって毒物を排泄する能力が大人よりも低い傾向にあります。

その為、もしも歯磨き粉に有害な化学物質の成分が含まれていた場合には、大人よりも子供の方が毒物が体の中に蓄積する可能性が高いのです。

子供用の歯磨き粉だからと言って安心はできない

ですが、だからと言って歯磨き粉を子供用のものにすれば、それで万事安心と言うわけではありません。なぜなら子供用の歯磨き粉の中にも安全性が疑問視される化学物質が含まれているからです。

現在市販されている歯磨き粉は虫歯予防の効果等そを低価格で実現する為に安価な化学成分を使用しているというのが現状です。これは大人用歯磨き粉も子供用の歯磨き粉も変わる所はありません。

その為、子供用歯磨き粉の中でも無添加の成分を配合された商品を探して使用する必要があるのです。