ゆとり世代の特徴【部下の指導で失敗しない方法】
もしあなたに「ゆとり世代」の部下がいる場合には
次のように感じた事はないでしょうか。
・やる気があるかどうか分からない。
・指示するまで動こうとしない。
・何を考えているのか分からない。
・口答えがやたら多い。
・自分の価値観でしか判断できない。
・あいさつに覇気がない。
・失敗を必要以上に恐れる。
など
確かに「ゆとり世代」と呼ばれる若者の中には
このような特長を持つ人がいるかもしれません。
ですが「ゆとり世代」に対して不満ばかりを言っていても
状況が改善される訳ではありません。
では「ゆとり世代」の部下がいる場合には
どのように接して、指導すればいいのでしょうか。
それは彼らの特長を理解した上で
指導や仕事の指示をする事が重要です。
このホームページでは「ゆとり世代」の特長と
具体的な指導方法をご紹介していきます。
ゆとり世代の特徴
【1】打たれ弱い
【2】言われた事しかやらない
【3】会社の飲み会に参加しない
ゆとり世代の指導方法
【1】打たれ弱い
ゆとり世代は、他人と競わせないような教育方針で
そだてられた世代だとも言えます。
つまり勝ち負けをハッキリさせるような事に
慣れていないと言えるでしょう。
つまり自分自身が「負ける」ような
状況になる事を極端に嫌う人も多いでしょう。
その点に配慮して感情的に注意する事は避けましょう。
【2】言われた事しかやらない
上司や指導をする立場の人からすると
「仕事は自分から貰いに行くものだ」という意識があると思います。
ですが「ゆとり世代」はその点の理解がありません。
その点を考慮して
「自分の仕事がない場合には先輩に声をかけなさい。」
等の指示を出しておくと良いでしょう。
また彼らは「失敗を恐れる」という傾向が強いので
言われた以外の仕事をして怒られるという事を嫌います。
「言われた事しかやらない」と思うのではなく
「言われればしっかりと仕事をする」と考えてあげましょう。
つまり、仕事の指示を明確にする事が重要です。
【3】会社の飲み会に参加しない
「ゆとり世代」は残念ながら会社の飲み会を
「時間の無駄」「お金の無駄」と考える傾向があるようです。
これは今の社会的な状況に起因する所もあるでしょう。
実際に昔のような経済が右肩上がりに上がっている社会状況
であれば「会社の飲み会」というシステムは必要だったでしょう。
「飲み会」で投資した「時間」と「お金」が
昇給によって戻ってくるのですから。
ですが会社の寿命がどんどん短くなっている現在では
会社に投資した「お金」と「時間」が戻ってくる保証はありません。
そう考えると
昔からの「会社の飲み会」という社会の仕組みを
押し付けるのは得策ではありません。
もちろん「会社の飲み会」には会社内の人間関係を
円滑にする役割もあるのは事実です。
つまり飲み会に誘う方も
「将来の昇給の保証がある会社であるか」
「人間関係の円滑さが重要な会社であるか」を考える必要があるでしょう。
ゆとり世代とは
ゆとり世代とは2002年度から実施された
学習指導要領とよばれる「ゆとり教育」によって
育った世代の事を言う。
ゆとり世代の特長として
【1】堅実で安定した生活を求める
【2】流行に左右されない
【3】プライドよりも実用性のあるものを選ぶ
【4】結果を悟り高望みしない
等があげられる。
また上記のうち
「【4】結果を悟り高望みしない」という特長から
「さとり世代」と呼ばれる場合もある。
ゆとり世代は「挨拶しない?」
一概には言えませんが
「ゆとり世代は挨拶をしない」
「挨拶をしても声が小さく、覇気がない」
という傾向があると言われています。
これは昔に比べると礼儀作法について
厳しく注意をする年配の方
例えば近所のおじさんや、厳しい老人の方が減ったという
社会的な環境の影響があると思われます。
また、工場や製造業などの単純肉体労働の仕事で
この傾向が強いようです。
補足ですが、一般の会社などで
「ゆとり世代は挨拶をしない」という例がある場合には
先輩や上司があいさつをしていない場合があります。
昔であれば、年下や部下が率先して挨拶をするのは
当たり前の事でしたが「ゆとり世代」は
そういった事を教えてもらった経験がないのも事実です。
昔のように新入社員や部下の自主性に任せるのではなく
社長や上司が上手に社風を作っていく事が
必要な時代になりつつあるようです。
ゆとり世代は「謝らない?」
会社勤めをされている方で、もし部下に
「ゆとり世代」がいる場合には
色々とやきもきする時があると思います。
例えば、先輩の人が忙しそうにしていても
「手伝いましょうか?」等の声をかけない。
みんなが忙しくて残業していても
平気な顔で先に帰ってしまう等。
そういうのんきな「ゆとり世代」なので
会社内の出来事について「何が良くて、何が悪いのか」を
判断ができないというのが本当の所かもしれません。
つまり、上司が悪い事だと思っていても
「ゆとり世代」が悪い事だと自覚していない場合があるのです。
当然ながら、そのような場面になっても
彼らは謝る事がありません。
だって何が悪いのかを理解できていないのですから。
ゆとり世代に対しては、その辺の会社内のルール
社会的なルールを丁寧に教えてあげるという事も必要です。
ゆとり世代の怒り方
ゆとり世代をどのように怒ればいいのか
悩んでいる上司の方は多いかもしれません。
なんせ彼らは怒られる事に慣れていません。
少し強く起こっただけで
「次の日に会社を休んでしまった。」
「会社を突然辞めてしまった。」
という事例は良く耳にします。
実は「怒り方」にもルールやコツがある事をご存知でしょうか。
まず、ゆとり世代に限らず
お互いの信頼関係ができていない状態で
強烈に怒るという行為は良くありません。
また感情的になって怒ってしまう事も避けるべきです。
こう状態で怒ってしまうと、どうしても言葉がきつくなったり
「言わなければ良かった」という事まで言ってしまいます。
相手を怒る場合は、一回冷静になつまで待つか
深呼吸をして言う事を整理してから
相手の対応をするように心がけましょう。
また、怒る相手が不快にならない方法として
サンドイッチ話法を活用するのも重要です。
サンドイッチ話法とは
注意や叱りたい内容を「褒める」という言葉で
サンドイッチする方法です。
例えば、部下が締切に遅れて書類を提出した場合等には
「書類の提出ありがとう」
「でも、提出日を遅れるのは、だいぶ困るんだよね。」
「一生懸命丁寧に書類を作ってくれたのは良かったから、次回は期限を守るようにしよう。」
上記の例のように
「褒める」
「叱る」
「褒める」
という内容にすると、反感をもたれずに注意を聞いてもらえます。
ぜひ活用してみて下さい。
ゆとり世代の年齢
学習指導要領(ゆとり教育)を受けた世代の事を言います。
1986年~1995年生まれの人
つまり
2014年7月現在の19歳~28歳
の人がゆとり世代だと言われています。
ゆとり世代との付き合い方
ゆとり世代の特長として
敬語や礼儀作法を分かっていないという事があります。
会社にゆとり世代の人がいる方なら
感じる事があると思いますが
彼らは目上の人に対する礼儀に欠ける部分が大いにあります。
昔であれば、親や親類が礼儀を教えるのですが
そういう経験がないのも「ゆとり世代」の特長です。
つまり「ゆとり世代」はそういう者だという認識で
接する事が大切です。
ですが、彼らの態度があまりにも目に余る場合には
彼らの為にやさしく注意をしてあげましょう。
「ゆとり世代」で痛い目にあった体験談
ゆとり世代からの洗礼を受ける
今回はゆとり世代の外注スタッフさんより
私が厳しい洗礼を受けましたので
ちょっとご紹介しようと思います。
私は某アウトソーシングのマッチングサイトを利用させて頂いていますが
ゆとり世代の外注スタッフさんに仕事をぶっちされました。
その外注フタッフさんは20才の女性の方でした。
こちらの仕事の募集要項を見て応募されてきた
一般の女性の方です。
仕事の内容は毎週一定量の記事を毎週納品してもらう
記事作成のお仕事でした。
その方は色々と仕事内容で不明点があると不安になる方らしく
細かい所まで仕事内容を質問されてきました。
ひと通り、その方の質問に回答して
お仕事の詳細をお伝えしてから
双方がお仕事内容に同意し契約完了しましたので
マッチングサイトのシステムに仮入金をさせて頂きました。
(仮入金とはお仕事料金をマッチングサイト内にプールしておくシステムの事。このシステムにより料金支払のトラブルを軽減することができます。)
そして、納品日の2日前の事です。
その女性スタッフさんより突然
「契約の途中終了のリクエスト」がありました。
正直突然の事なので面食らいましたが
私的には、その方からのメッセージの方がショックでした。
そのメッセージは
「申し訳ありません。」という一言だけ。
なんか、もう少しもっともらしい理由とかあれば
こちらも納得しやすいのですが
これにはちょっとモヤモヤした気持ち悪さが残りました。
まあ、結果的にはこのような方と
本契約しなくて済んだので
本当にラッキーだったと思います。
それによく考えたら20才と言うと
まだまだ社会経験の少ない子供のような年齢です。
私の認識不足を思い知らされた出来事でした。