
大人のコンソメとはどんな番組なのか
『大人のコンソメ』とは、2003年10月1日から2004年3月24日まで、テレビ東京の深夜枠で放送されていたバラエティ番組です。放送時間は毎週水曜日24時09分から24時50分までで、当時のテレビ東京における深夜バラエティ隆盛期を象徴する番組のひとつとされています。出演者には、おぎやはぎ、劇団ひとり、スピードワゴン、ダイノジ、白羽玲子といった、後に第一線で活躍する芸人が名を連ねていました。
番組の基本コンセプトは「大人はどれだけ子供の疑問に答えられるのか」というものです。街頭インタビューを通じて、大人たちの知識や発想力をあぶり出し、その後に専門家が正しい回答を提示する構成が特徴でした。知的好奇心とバラエティ的笑いを両立させた点が、この番組の大きな魅力だったと言えるでしょう。
番組内で使われた「大人のコンソメ」と「ポタージュ」という言葉の意味
『大人のコンソメ』という番組タイトルは、単なる料理名の比喩ではありません。番組内では「コンソメ」が知識の浅い人間を指す言葉として使われ、反対に「ポタージュ」は博識な人間を意味する言葉として用いられていました。この対比は、番組全体の思想を分かりやすく表現しています。
コンソメは透明で軽く、ポタージュは濃厚で奥深い。この料理の違いを、人の知識量や思考の深さに重ね合わせることで、視聴者にも直感的に伝わる構造になっていました。単に正解・不正解を競うのではなく、「どれだけもっともらしく語れるか」「どれだけ知的に振る舞えるか」という点に焦点を当てていた点が、本番組の独自性です。
ポタージュ1/6とは何か|番組後期のメイン企画
「ポタージュ1/6」とは、『大人のコンソメ』後期にメインコーナーとして放送されていたクイズ企画です。もともとは「ポタージュ1/9」という名称でしたが、短時間で多くの嘘解答を作る負担を考慮し、途中から1/6に変更されました。
この企画では、抽選で選ばれた1名が「親」となり、あらかじめ正解を知らされたうえで、制限時間10分間の中で複数のもっともらしいうそ解答を作成します。正解を含めた複数の選択肢を提示し、他の出演者(子)が正解を見破れるかどうかを競う内容です。嘘を突き通す話術と、相手を欺く構成力が試される点が特徴でした。
ポタージュ1/6のルールと面白さ
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 親 | 正解を隠しつつ、嘘を本物らしく語る |
| 子 | 話の違和感を見抜き、正解を当てる |
親役は、いかにも正しそうな嘘を並べる必要があり、知識だけでなく話術や演技力が問われました。一方の子役は、論理だけでなく直感や相手の癖を読み取る力が求められます。正解者が出た場合は賞金が分配され、誰も正解できなかった場合は親の総取りになるというルールも、緊張感を高めていました。この構造が「大人の底力」を可視化する企画として高く評価されています。
【神回】ダイノジ大谷vs劇団ひとり!「くわばらくわばら」の語源を巡る心理戦
日常で災難を避けたいときに思わず口にする言葉、「くわばらくわばら」。この不思議な言葉の本当の由来をご存知でしょうか?
今回は、伝説のバラエティ番組『大人のコンソメ』内の人気コーナー「ポタージュ」から、ダイノジ・大谷ノブ彦さんが仕掛けた驚愕の心理戦と、その意外な結末をブログ記事にまとめました。
1/6の真実を見抜け!超豪華な出演陣
このコーナーのルールは、親が提示する6つの説の中から、「たった1つの真実」を当てるというもの。他の5つは、親がその場で作り上げた巧妙な嘘です。
- 出題者(親): 大谷ノブ彦(ダイノジ)
- 回答者:
- スピードワゴン(井戸田潤・小沢一敬)
- 劇団ひとり
- 小木博明(おぎやはぎ)
- 大地洋介(ダイノジ)
大谷ノブ彦が仕掛けた「6つの説」
嘘の天才・大谷さんが、もっともらしい顔で語った6つの選択肢がこちらです。
| 番号 | 説の名称 | 内容の概要 |
|---|---|---|
| 1 | 伝説のパンクバンド説 | 70年代京都で若者に支持されたバンド「桑原」を、年配者が煙たがったのが由来。 |
| 2 | 伝説のマラソンランナー説 | ベルリン五輪で迷子になった桑原選手に対し、国民が奇跡を願った叫び。 |
| 3 | 伝説の神「クワバーラ」説 | ギリシャ神話の「痒みを止める神」。明治時代に医学と共に伝来した。 |
| 4 | 伝説の処刑「鍬腹」説 | 裏切り者の腹を鍬(くわ)で裂く残酷な刑罰。それを回避するための呪文。 |
| 5 | 伝説のお経「苦輪払」説 | 西遊記で孫悟空の頭の輪を外す際のお経が「クワバラ」だった。 |
| 6 | 伝説の「桑原村」説 | 菅原道真の領地(桑原村)にだけ雷が落ちなかったという伝承。 |
劇団ひとりの深読みと、大谷ノブ彦の罠
大谷さんのプレゼン力は凄まじく、「徳光和夫さんも影響を受けた」「医学書に載っている」といった嘘のスパイスで、回答者たちを混乱の渦に突き落とします。
特に「伝説の処刑」や「お経」の話術に翻弄された劇団ひとりさんは、「大谷さんはあえて一番有名な『桑原村』を嘘に見せかけて、僕らを誘導しているんだ!」と極限の心理戦を展開。しかし、これが裏目に出ることになります……。
【結末】ついに明かされた真実の語源
正解は、⑥番の「伝説の桑原村説」でした!
【本当の由来】
平安時代、学問の神様として知られる菅原道真公(天神様)が亡くなった後、京都には落雷の被害が相次ぎました。しかし、道真公の領地であった「桑原」という場所だけは一度も雷が落ちなかったのです。これにあやかり、雷が鳴ると人々は「ここは桑原ですよ!」とアピールしてお祈りしたことが、現代の「くわばらくわばら」に繋がっています。
大谷さんの「嘘の天才」っぷりに完敗した回答者一同。劇団ひとりさんは「かっこいい推理をした自分が恥ずかしい!」と絶叫し、スタジオは大きな笑いに包まれて幕を閉じました。
まとめ
「くわばらくわばら」という言葉の裏には、1000年以上の歴史を持つ壮大な「雷除け」の物語がありました。次に雷が鳴ったときは、このエピソードを思い出して唱えてみてはいかがでしょうか?
他にも気になる言葉の語源や、懐かしのバラエティの名シーンがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
【動画】大人のコンソメ ポタージュ1/6「くわばらくわばら」の語源
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佐久間宣行と大人のコンソメの関係
『大人のコンソメ』において、総合演出を務めていたのが佐久間宣行氏です。当時はテレビ東京の社員として番組制作に携わっており、本番組もそのキャリア初期にあたります。現在では数多くの人気番組を手がける佐久間氏ですが、その演出スタイルの原型はすでにこの番組に見て取れます。
特に「人間の弱さやズルさを笑いに変える視点」「知的でありながら下世話さも許容するバランス感覚」は、大人のコンソメの企画群に色濃く表れています。後年の番組と比較すると、規模は小さいものの、発想の鋭さは一貫していることが分かります。
なぜ今「秀逸」「話題」と言われるのか
『大人のコンソメ』は放送終了後もしばらく語られることは少ない番組でしたが、2010年にAll Aboutで本番組を振り返る記事が掲載されたことで再び注目を集めました。その中で、本番組がテレビ東京の深夜バラエティ隆盛のきっかけになったと評価されています。
また、その精神が『ゴッドタン』をはじめ、『モヤモヤさまぁ〜ず2』『やりすぎコージー』『アリケン』など、後続番組に受け継がれている点も再評価の理由です。当時から出演者を見抜いてキャスティングしていた制作側の目利きも含め、「今見返すと非常に完成度が高い」という意味で「秀逸」と語られることが増えています。
まとめ|大人のコンソメが残したもの
『大人のコンソメ』は、派手な演出や過剰な煽りに頼らず、人間の知性や話術をテーマにした異色のバラエティ番組でした。特に「ポタージュ1/6」は、大人同士の駆け引きや嘘の巧妙さを楽しむ企画として、今なお語られています。
佐久間宣行氏が総合演出を務めた本番組は、後のテレビ東京バラエティの方向性を示した重要な作品です。現在の視点で振り返ることで、その先進性と完成度の高さがより鮮明に浮かび上がります。
参考にした情報元(資料)
大人のコンソメ|Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/大人のコンソメ
きみは「大人のコンソメ」を覚えているか?|All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/205641/









