何が報じられたのか:事実関係の整理
2025年9月下旬、NEWSポストセブンのスクープによって、前橋市長・小川晶氏(42)が市職員の既婚男性と複数回にわたりラブホテルで密会していたことが報じられました。
市長は24日の緊急会見で、ホテル利用の事実を認めつつも「不倫関係は否定」し、「誤解を招く軽率な行動だった」と謝罪しました。
報道によると、密会は昼夜・休日・お盆期間中にも行われていたとされ、さらに公用車を使って合流したとも報じられています。
「打ち合わせ」と説明したものの、ホテルは露天風呂付き高級部屋であり、市民からは「業務とは考えづらい」との批判が噴出しています。
項目 | 内容 |
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年齢 | 42歳 |
所属 | 群馬県前橋市 市長 |
問題点 | 既婚男性職員との複数回ホテル密会 |
行動時期 | 2024年夏頃〜2025年9月上旬 |
報道媒体 | NEWSポストセブン、日刊スポーツ、TOKYO MXほか |
会見発言 | 「不倫関係は否定」「軽率な行動を反省」 |
出典:NEWSポストセブン、日刊スポーツ
相手は誰?前橋市職員・柴﨑徹氏と暴露の背景
9月26日、NHK党の立花孝志氏が記者会見で、「小川市長の密会相手は前橋市 総務部 秘書広報課長・柴﨑徹(しばざきとおる)氏」と実名を暴露しました。
立花氏は「市長も職員も公人であり、市民への説明責任がある」と強調。市の職員は公務員として守秘義務を負うが、同時に通報義務もあるとして、「不祥事を隠すのは市民への背信行為」と主張しました。
柴﨑氏は2025年9月25日付で職員課副参与に異動しており、事実上の処分と見られています。市は異動を認めましたが、理由は明らかにしていません。
項目 | 内容 |
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名前 | 柴﨑徹(しばざきとおる) |
年齢 | 非公表(40代後半と推定) |
婚姻状況 | 既婚 |
役職 | 前橋市 総務部 秘書広報課長(当時) |
異動先 | 職員課 副参与(2025年9月25日付) |
関係 | 小川市長の直属職員・政策面の相談相手 |
出典:NHK党 立花孝志氏 記者会見(2025年9月26日)
なぜ(どのように)バレたのか?奥様探偵団が突き止めた“偶然の発覚”
今回のスキャンダル発覚のきっかけは、なんと市職員の妻ではなく、別の女性の勘違いから始まりました。
NEWSポストセブンの報道によると、ある女性が「夫の浮気を疑い」友人とともに尾行を開始。ところが、追跡の結果、夫ではなく、市長と男性職員が一緒に食事している現場に遭遇したといいます。
当初は食事だけでしたが、後日も行動を観察すると、ラブホテルへの入退室を複数回確認。この情報を基に記者が現場取材し、写真や映像を押さえたことで、報道に至りました。
日刊スポーツによると、番組コメンテーターの中瀬ゆかり氏は「まるで松本清張の小説のようなプロセス」と表現。偶然と執念が絡み合い、市政トップの秘密が暴かれた格好です。
日付 | 出来事 |
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2024年夏頃 | 複数回ホテル訪問が確認 |
2025年9月中旬 | 市民・関係者の通報、尾行で事実把握 |
2025年9月20日前後 | NEWSポストセブンがスクープ |
2025年9月24日 | 市長が会見し謝罪・不倫否定 |
2025年9月26日 | NHK党・立花氏が相手の実名を公表 |
出典:NEWSポストセブン、日刊スポーツ
ホテル密会の実態:露天風呂付き高級客室を利用
関係者の証言によると、2人が利用していたのは前橋市郊外の老舗ラブホテルで、露天風呂付き客室を指定していたとのこと。
この部屋は他より1500円高い設定で、オーナーも「市長は確かに露天風呂付きの部屋を使った」と証言。
「打ち合わせには不適切な環境」との批判が市民から噴出し、SNS上では「露天風呂で政策会議?」「税金で密会か」といった声が相次いでいます。
市民の怒りは行政にも向かい、25日に590件、26日には750件以上の苦情が市役所に殺到。最終的には2,000件を超え、市職員の業務にも支障を来す事態となっています。
出典:地元メディア取材・市役所関係者談話(2025年9月26日)
“匂わせ映像”が再注目:「言えない秘密はここでも言えない」
さらにネット上で注目を集めたのが、小川市長のYouTubeチャンネル「小川あきらに100の質問」シリーズ。
過去の動画で「人に言えない秘密は?」との質問に対し、市長は笑みを浮かべて『ここでも言えない』と回答。この発言が、今になって“匂わせ”だったのではと再び拡散されています。
政治家としての発信が「軽率」と指摘され、危機管理意識の欠如を批判する声も少なくありません。
市議会・市民の反応:辞職勧告も視野に
9月26日の前橋市議会では、市長登壇時に傍聴席から「恥を知れ!」と怒号が飛び交うなど、緊迫した空気に包まれました。
各会派代表からは「説明責任を果たしていない」「市政の混乱を招いた」との指摘が相次ぎ、共産党市議団が辞職勧告決議案を提出。
かつて小川市長を支援していた勢力からも「期待していただけに失望した」との声が上がっています。
街頭インタビューでは「恥ずかしい」「前橋のイメージが傷ついた」との声が多数。若者世代からも「信じていたのに残念」という反応が目立ち、市民の信頼回復は容易ではありません。
今後、市長がすべきこと
信頼を取り戻すために必要なのは、
- 事実関係の徹底した説明
- 第三者による調査委員会設置
- 公務と私的活動の線引きの明確化
- SNS・広報活動におけるリスク管理体制の再構築
小川市長は会見で「市民のために職務を全うしたい」と述べましたが、説明の透明性と責任の所在明確化が伴わなければ、市政混乱は避けられません。
まとめ:疑惑の真相は依然不透明、信頼回復が鍵
今回の件は、単なるゴシップではなく、行政倫理・公務員のモラル・公私混同という根本的課題を突きつけています。
不倫関係の有無は依然として「疑惑」の段階にありますが、説明責任・市民感情・議会対応の三要素が、市長の今後を左右します。
軽率な行動が一瞬で信頼を損ねることを示す、象徴的なケースとなりました。今後の展開を、引き続き公的情報源を通じて冷静に見守る必要があります。