顎関節症とは、色々な症状があるので一口に言うのは難しいですが、口を開け閉めする際に音や痛みなどがする病気の事です。
軽度の場合には、口の開け閉めの際に少し異音がする程度ですが、酷い場合には口の開け閉めの際に痛みが出る場合もあります。またさらに重症化すると口の開閉で重度の痛みが発生する場合もありますので、顎の痛みをそのままにしておかない方が良いでしょう。
虫歯と顎関節症は一見関係がなさそうに思いますが、虫歯によって顎関節症になったり、顎の痛みが酷くなったりする事は珍しくありません。
例えば虫歯が酷くなった時の事を想像してみて下さい。虫歯が酷くなるとその痛みの為に虫歯のある箇所での食べ物の咀嚼が難しくなります。つまり虫歯によって片方の顎を使って食べ物を食べるという習慣がついてしまうのです。
このような食事が長く続くと顎の筋肉や骨や筋に大きな負担がかかります。普段健康な時には気づきませんが食事の際には顎は非常に大きな働きをしてくれています。
例えば、人間が食事の際に噛む力は、人の体重とほぼ同じぐらいだと言われています。つまり体重が50キロの人の場合には50キロの力で食べ物を咀嚼しているのです。
子供の場合は体の体重は軽いので、30~40キロという場合も多いでしょう。ですが子供の場合は顎の筋肉も未発達なので、大人以上に食事の際には顎に負担がかかっていると言えるのです。
結論として虫歯によって左右片方の顎で噛み続けるというのは、大人も子供も非常に顎への負担を強いる行為である事が分かります。またこのような事を続けると顎関節症にもなる確率は高くなりますし、顎関節症が次第にひどくなる事が考えられます。
このような点を踏まえると、虫歯になったらできるだけ早く歯科医へ行く事をお勧めします。また顎関節症は悪い場合には、顎のくせになってしまう場合だってあるのです。
顎は人が食事をする上で大変重要な働きをしてくれる所です。その為顎の健康を害すると美味しい食事を取ることが出来なくなってしまいます。
特に子供の場合には、顎の筋肉や骨が未発達なので、悪い場合には顎関節症がくせのようになってしまう事も考えられます。そのような事にならないように小さな子供がいる親御さんは子供の虫歯ケアには十分に注意する必要がありそうです。