子供に歯磨き粉が不要というのは嘘？本当？

歯磨き粉は必要なのか？

歯磨き粉が必要かそうでないかは、人それぞれです。例えば口の中に虫歯菌がない人は歯磨きをしなくても虫歯にならないので歯磨き自体が必要ありません。歯磨き粉に関しても同じです。

また歯並びが悪い人などは歯磨きをしても磨きにくい箇所があります。そこを磨きやすくする方法、または歯磨きを補う方法の1つとして歯磨き粉を使うという選択がると思います。

子供に関しても同じです。歯磨きが好きで歯磨きをよくできる。または上手にできる。長時間できるという子供の場合には歯磨き粉が必要でない場合があります。

逆に子供の場合には歯磨きをしたがらない。歯磨きが嫌いという子供がいる事は事実です。このような子供が好んで歯磨きをするようにする方法の1つとして歯磨き粉を使う方法があると思います。

例えば子供用の歯磨き粉の中には味がするものが多いです。例えば「イチゴ」や「みかん」や「ブドウ」などのフルーツ味の子供用歯磨き粉がありますが、このような歯磨き粉は果物が好きなお子さんには好まれる傾向にあります。

またお菓子や甘い物が好きな子供には「チョコレート味」や「プリン味」の歯磨き粉が好まれるかもしれません。

このように、歯磨きが苦手な子供を歯磨きを促す目的や、歯磨きをするように仕向ける目的で歯磨き粉を使うという事があっても良いでしょう。

歯磨きの際に歯磨き粉を必要であるか、必要でないかは歯科医の中でも意見が別れる所です。歯磨きが必要であるという意見は「虫歯予防」「口臭予防」「洗浄効果の向上」などがあります。

逆に歯磨き粉が必要でないという理由としては「歯磨き粉の安全性」「歯磨き粉を使用すると歯磨きをした気になるだけで実際はそれほど効果がない」「歯磨き粉の研磨剤が必要ない」などがあります。

ですが歯磨きが必要でないという歯科医師の方は「長い時間丁寧に歯磨きをする事が重要」と主張する場合があります。例えば「15分は歯ブラシをした方が良い」という方までいるぐらいです。

ですが現実問題、あまり歯ブラシに時間をかける事ができない朝などに15分使って歯磨きをするというのはナンセンスだと言えるでしょう。また歯磨きが苦手な人にとって15分歯磨きをする事は非常に大変な作業となってしまいます。

実はそのような「歯磨きを長時間できない」という方にこそ歯磨き粉が必要なのです。歯磨き粉には歯磨きを補助する成分が色々入っています。例えば洗浄剤、研磨剤、除菌剤、合成界面活性剤、漂白成分など実に様々な成分が配合されています。

このような成分によって「より簡単に効果の高い歯磨きを実現する」という商品が歯磨き粉であると言えるでしょう。つまりより短い時間で効果的に歯磨きをする為に歯磨き粉を使用すると言うのもアリだと言う事です。

ですが、より虫歯予防や洗浄効果の高さを求めすぎると、今度は逆に色々な効果の高い化学成分を使用する事になります。そうなると安全性の面で問題が出てきます。つまり子供にとっては安全性の面で心配が出てきてしまうとうのが正直な所です。