私自身デザイナーの身ではありますが、デザイナーの未来については、どちらかというと悲観的なものの見方をしています。
確かに東京の有名なデザイナーの方は、その仕事に見合っただけの年収があるのだと思います。
ですが一般的な地方のデザイナーの現状はとても良いとは言えない状態です。
一般的にデザイナーは毎日朝から終電の時間まで仕事をしている事が多いでしょう。
まあ、終電の時間に帰る事ができれば早い方というのも普通だと思います。
私自身も前の会社ではそうでした。
元々私はデザインが好きでデザイナーになったのですが、以前勤めていた会社では目標となる先輩はいても「この人のようになりたい」という人はいませんでした。
例えば30才~40才のデザイナーの方で、どれだけの人が将来に夢を抱いているでしょうか?
30才~40才で夢というと、ちょっと違和感があるかもしれませんが、この年になると体力的にも多少下降ぎみになってきます。
デザイナーは一般的な仕事に比べ年収が上がりにくい職業です。
そう考えると、30才~40才になると何か将来への不安みたいなものを持ち始めるのは当然です。
ましては今の時代クラウドソーシングが登場し、個人デザイナーが安くデザインの仕事を企業と直接取引する時代になってきています。
この影響もあって、デザイン単価が年々下がってくる傾向にあります。
つまり今後ますますデザイン単価が下がり、つまりはデザイナーの給料も下がってくる事が予想されます。
そう考えるとデザイナー1本で仕事をするのは少し考えものではないでしょうか。
現在では、ネットビジネス等の自宅でできる副業もあるので、私自身は現在デザイナーとネットビジネス両方で生計を立てています。
しかしながら、将来はデザイナーを卒業しネットビジネス1本でやっていく事にしています。
正直デザイナーの仕事は好きだからできる事であり、ビジネスとして考えた時にはやるべき仕事ではありません。
デザイナーからディレクターに移行して行く事も重要ですが、デザイン業界にどっぷり使ったまま、将来の展望が開けるのか30才~40才のデザイナーは再考する必要があるようです。