おやつは虫歯の原因?
虫歯の原因は虫歯菌と歯垢です。虫歯菌はほとんどの人が口の中にもっているので、虫歯菌が口の中で悪さをしないように気をつける必要があります。
この虫歯菌は歯と歯の間に残った歯垢の中を住処にして増殖します。また「おやつ」などに含まえる糖類や糖質を分解して酸に変えてしまう性質を持っています。
つまり虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされて虫歯になってしまうのです。そう考えると、おやつを食べる量を減らす事で虫歯を減らす事も可能であると言えるでしょう。
おやつで虫歯にならない為に親ができる事
◎おやつを常に与えない
先ほどおやつの量を減らす事で虫歯を減らす事ができるとご紹介しましたが、おやつの量を減らすと共におやつの食べ方の面でも気をつけるべき事があります。
それは、おやつを食べる時間を決めるという事です。ご存知の方も多いと思いますが人の唾液には再石灰化と呼ばれる初期の虫歯を治す働きが備わっています。
この再石灰化は食事中には起こらず、食事をしていない時に働くという性質を持っています。つまり食事やおやつを食べている最中は再石灰化は起こらないのです。
このような点を踏まえると、食べ物を口に入れない時間を作る事が虫歯の予防に効果がある事が分かると思います。そういう意味でおやつ等も、子供が欲しいという時に与えるのではなく「3時のおやつ」など時間を決めて与える事が重要だと言えます。
◎おやつを食べたら歯磨きをさせる
何度も言っておりますが、虫歯の原因は歯垢や歯垢の中に含まれる糖質や糖類なので、歯垢を口の中に残さない事が一番の虫歯予防法だと言えるでしょう。
つまり小さなお子さんがいる親御さんの場合は、子供に食後の歯磨きをするようにしつける事が重要です。また同時におやつの後にも歯磨きをさせる事が重要です。
例えば、おやつの後に歯磨きをしないと、おやつをあげないという方法は意外と効果的です。おやつと歯磨きがセットなので、歯磨きが面倒だという子供の場合にはおやつの摂取量の低下に一定の効果がある事でしょう。
また、この時に重要なのは親御さん自身がおやつの後の歯磨きを実践する事が重要となります。たまに自分自身が実践できていない事を子供に実践させようという親御さんがいますが、これは人としてもどうかと思いますし、子供にも通用しない言い訳である事を自覚しましょう。